◆ にきびとは?
にきびは、毛穴に皮脂や古い角質がつまることで炎症が起き、顔や胸、背中に白色や赤色のブツブツした丘疹ができる皮膚の病気です。
思春期に多く見られますが、大人になってからもできることがあります。
◆ 原因
にきびの主な原因は次のとおりです:
- 皮脂の過剰分泌
ホルモンの影響で皮脂腺が活発になり、皮脂が多く分泌されます。 - 毛穴の詰まり
古い角質がうまく剥がれず、毛穴にたまって詰まりやすくなります。 - アクネ菌の増殖
毛穴につまった皮脂を栄養に、アクネ菌が増殖し、炎症を引き起こします。 - ホルモンバランスの乱れ・ストレス・生活習慣の影響
睡眠不足や食生活の乱れもにきびの原因になります。
◆ 治療法
当院ではまずは保険診療のお薬で治療を開始します。
保険診療の治療で効果の乏しい方や、ニキビ跡が気になる方には追加で自費診療による治療をご紹介いたします。
様々な治療方法があるため、ニキビでお悩みの方はぜひ一度ご受診ください。
- 外用薬(保険診療)
ニキビのお薬には毎晩にきびのできやすいところ全体に塗って①ニキビをできにくくするタイプのお薬と、できてしまった②ニキビを早く治すタイプのお薬があります。
症状によっていくつかのお薬を併用して治療していきます。
- ①ニキビをできにくくする
- ディフェリンゲル(アダパレン):
毛穴の詰まりを防ぐ効果が高いお薬です。
- ディフェリンゲル(アダパレン):
- ①ニキビをできにくくする + ②ニキビを早く治す
- ベピオ(過酸化ベンゾイル):
毛穴の詰まりを防ぎ、アクネ菌を殺菌する効果があります。ゲルタイプとローションタイプがあります。 - デュアック(過酸化ベンゾイルとクリンダマイシン):
上記のベピオと抗菌作用のあるクリンダマイシンが入ったお薬です。抗菌薬が入っているため中等~重症のニキビの方の初期治療として使用します。 - エピデュオ(過酸化ベンゾイルとアダパレン):
上記のベピオとディフェリンゲルが入ったお薬です。単体のお薬で効果が十分でない場合に使用します。
- ベピオ(過酸化ベンゾイル):
- ②ニキビを早く治す
- 抗菌薬(クリンダマイシンなど):できてしまった赤いニキビに塗布して治りを早くする効果があります。
- 抗菌薬(クリンダマイシンなど):できてしまった赤いニキビに塗布して治りを早くする効果があります。
- ①ニキビをできにくくする
- 内服薬(保険診療)
- 抗生物質(ミノサイクリンなど):
菌の増殖を抑え、炎症を抑えます。
重症のニキビの方や、イベントの前などでしっかり治したい方に処方します。 - 漢方:
ほかの治療と併用し、十味敗毒湯、荊芥連翹湯、清上防風湯などを処方します。
即効性は乏しいですが、しっかりと毎日服用することで効果を発揮します。
- 抗生物質(ミノサイクリンなど):
- DRX AZAクリア(自費診療)

- ニキビのでき始めから悪化、ニキビ跡(炎症後色素沈着や赤み)への効果も期待できるアゼライン酸を20%配合したクリームです。
- 皮疹の分泌を抑制
- 毛穴の詰まりを除去
- 抗炎症作用
- 色素沈着を抑制
- レチノールミセル(自費診療)

- ビタミンA(レチノール)を高容量(30,000IU)に配合したサプリメントです。
- 肌の赤みが気になる方脂性の肌質の方、毛穴の気になる方、下記にご紹介するアクネトレント(イソトレチノイン)を試してみたいけれど副作用が心配な方にもおすすめです。
- 皮脂の分泌を抑制し、アクネ菌の増殖を抑えます。
- 毛穴周囲の角質の異常を改善し、毛穴のつまりを改善します。
- 抗炎症作用をもち、ニキビの炎症を抑制します。
- アクネトレントに必要な採血などの検査は不要です。
- アクネトレント(イソトレチノイン)(自費診療)

- 重症のニキビの方、ほかの治療法で効果が不十分な方へおすすめする内服薬です。
- ニキビの治療に非常に高い効果が期待できます。
- 1日1回、20mg1錠を食後に内服します。
- 内服期間は約6か月~10か月です。
- 高い効果の一方で、重大な副作用もありますので必ず医師の管理のもとで安全に使用することが大切です。

