◆ 尋常性疣贅とは?

尋常性疣贅とは、いわゆる「いぼ」の一種で、皮膚に小さくて硬い、ざらざらとした盛り上がりができる良性の腫瘤(できもの)です。主に手や指、足などにできやすく、時には顔や他の部位にも生じることがあります。

一般的に痛みやかゆみなどはありません。

◆ 原因

このいぼは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスが皮膚に感染することで発生します。小さな傷やささくれなどからウイルスが入り込むことで感染し、皮膚の細胞が異常に増殖していぼになります。

感染したいぼを触った手で他の部位を触ると、うつることもありますので早めの治療をおすすめいたします。

◆ 診断・治療法

ダーモスコピーという特殊な虫眼鏡のようなレンズで観察をすると、中心部に点状の血管がみえます。
大きく成長した疣贅(ゆうぜい)では、肉眼でも赤い点々がみえることがあります。

液体窒素による凍結療法(冷凍凝固)

当院では、まずは液体窒素を使っていぼを凍結して治療します。
1〜2週間に1回程度の通院が必要で、数回~長い方は年単位の治療が必要となることもあります。
多少の痛みを伴う治療ですが、ガイドラインで推奨度Aとなっている実績の高い治療法です。

また、症状に応じて併行して下記の治療も行います。

  • 塗り薬(外用薬)
    • サリチル酸などの角質を柔らかくする薬を使用し、徐々にいぼを取り除きます。
  • 漢方
    • ヨクイニンというハト麦茶の成分から作られた漢方薬が治癒のサポートとなります。お子様でも飲める味で、このお薬が好きというお子様もいらっしゃいます。